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【2024/11/21 16:57 】 |
宮崎駿作品での女性像について(二)

2.宮崎作品における少女像

宮崎作品に登場する少女はどんな特徴を持っているか、役柄の特徴、行動特性などを述べた上で、宮崎作品に登場するそれぞれ少女たちの描かれ方に一定のパターンがあるとみられるが、それぞれ少女の生き方が異なっていた。

2.1宮崎作品における主人公や準主役少女像の分析

一般的なアニメや漫画の主人公や準主役の役柄については、お姫様や普通の女の子、もののけ姫、魔女などさまざまであった、宮崎作品登場する少女について、お姫様はシータとナウシカ、もののけ姫は山犬に育てられたサンと一般家庭で育てられた普通の女の子なら、千、キキ、サツキ、ソフィーなどがいた、魔女については、『魔女の宅急便』の主人公キキは魔女の母と民俗学者の父を持って、育てられた、普通の女の子である魔女として、一人まえになる為、見知らぬ町で自活しなければならない、『ハウルの動く城』の主人公ソフィーは魔女に呪いをかけられて、お婆ちゃんとして生きることになるが、もともと父親の帽子屋を継いだ、18歳の普通の女の子である。『風の谷のナウシカ』の主人公であるナウシカも大国のお姫様というイメージではない、これらの、宮崎作品中の主人公や準主役である少女たちは、普通の女の子として描かれる傾向が多いのは分かった。 

ナウシカが単なる族長の娘ではなく、風を読み、風車の修理も行い、腐海の植物も研究し、村の人々リーダーでもある職業集団というよりもその特殊事情の中で、風を読み取って生きていかなければならない人というものであるでしょう。『千と千尋の神隠し』の少女千尋は一般人の両親とともに引越しの途中のトンネルの向こうにある不思議な町へ迷い込む、名前が奪われ、「千」という名で働くことになるなど。

宮崎作品に登場する主人公や準主役の少女像の特徴といえばさまざまな出身の普通の女の子が逆境の中で戦うのである。

2.2宮崎作品における脇役の分析

脇役の役柄については、お姫様、母親、魔女、経営者などリーダー的に活躍する少女として描かれたのは多かった、『天空の城 ラピュタ』に3人の息子を持っている母親のドーラがシータを追いかける場面ではドーラが息子たちや空中海賊たちの皆男性の誰よりもすばやく動き、アクション的であった『風の谷のナウシカ』のトルメキア軍のお姫様であるクシャナは非常に公正な王になれる力を持っている優秀な前線指揮官である。魔女については『ハウルの動く城』に登場するソフィーを90歳にする荒地の魔女と王室の魔法使いのサリマンが挙げられる。経営者としてリーダーシップをとっていた女性といえば、『千と千尋の神隠し』に登場するタタラバエボシ御前と油屋湯婆が挙げられる。

宮崎作品中の主要な役割はリーダーシップを発揮して行動することが前提で、ストーリーの中で必ず主役や準主役と一度敵対立関係になるパターンが多かった。このような脇役の少女や女性は主人公や準主役と同じように活躍的に描かれることが多かった。

役柄の特徴として、さまざまな年齢の女性が描かれていた。幼女から老婆までの女性が登場し、女性の年齢層が幅広がった。宮崎作品の主な登場人物の年齢については、メイ(4歳)、千尋(10歳)サツキ(11歳)シータ(12歳)キキ(13歳)ナウシカ(16歳)、フィオ(17歳)ソフィー(18歳)クシャナ(25歳)ドーラ(50歳)ソフィーのお婆さん(90歳)大ばば(100歳)歳であった。人間以外の登場人物ではサンの母親山犬『もののけ姫』300歳で全作品中登場している最年長であった。シャネルネックレス

宮崎作品に登場する脇役の特徴といえば出身や年齢層が幅広くて、重要な脇役も主人公や準主役と同じように活躍的である。
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【2011/05/17 17:51 】 | 未選択 | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
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